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2007年 3月

開花

2007.3.1

今日の大阪NHK文化センターの講座のフラワーチョーカーです。
チロル地方の修道院に古くから伝わるKlosterarbeitenの技法を取り入れたチョーカー。
ワイヤーとブリヨン(Bouillon)を使ってメッシュの花を制作します。
ブリヨン(Bouillon)は、ら旋状の飾りワイヤーです。もともとは中世ヨーロッパの貴族の衣装の装飾に使われていた素材。
軽くてゴージャスなシェルの花形パーツが手に入りました。
理想的な素材に出会うと秘宝を見つけたインディージョーンズ又はアメリカ大陸を発見したコロンブスはたまた本マグロを釣り上げた一本釣り漁師ぐらいの感動と喜びを味わう私。
ワイヤーとブリヨンとネックのパール、レザーの色が選べます。
メッシュ部分も自由にカタチが形成できます。
皆様の作品がどのような組み合わせで花開くかとっても楽しみ。
さらにご自宅でネックのパールの部分を2重にしたり、花からチェーンやビーズをジャラジャラさせたり自由な発想でのカスタマイズも楽しんで頂けたら嬉しいです。
10年前に購入したコートドレスに合わせたらなかなか良い感じ。
最近のマイブームは手作りワイヤージュエリーでのタンスの肥やし復活大作戦(笑)。
しかし体型も10年前の状態に復活させないと、春のファッションが楽しめない私…トホホ。

WESTIN

2007.3.2

今期のNHK大阪の講座が無事に終了。
4月からの新規の講座も満席でキャンセル待ちの方もいらっしゃるとのこと。
誠にありがとうございます。
楽しい大阪教室大好きです♪
教室の後ウェスティンホテル大阪のラウンジで1人飲み会(笑)。
前菜にはいっていた枝付きオリーブが美味。
「美味しい〜♪」とスタッフの方に言ったら、枝付きオリーブだけをよそって持ってきてくれた。
かなり幸せ。
お土産にクッキーを購入したらウェスティンシャトルバスちょろQをもらった。
非売品だ。
ウェスティン大阪愛してる♪

100円グッズ

2007.3.9

1月にせっせと仕事していたムックが発売になりました。
宝島社の「100円グッズでかわいい手作り雑貨」という本です。
P14〜P17、P92〜P95に作品と作り方を掲載していただいております。
12月に錦糸町のダイソーさんに約3時間滞在し、血眼になって材料を探しました。
とっても巨大な店内にはありとあらゆるモノがありました。
手作り時計のムーブメントからビーズフラワーまで100円で売っていてびっくりです。
どうしても、「100円=チープ」なイメージがしてしまうので、そこをなんとか良いモノ、素敵なモノを作れないかと切磋琢磨しました(笑)。
しかし、やはりビーズの種類や色みが限られていたのが苦しかったのですが…逆に既製品のブレスレットやネックレスをばらして使うという荒技を発見しました!この技は結構使えます(笑)。
ぜひぜひ書店でお見かけの際はご覧になって頂けたら嬉しいです。
そうそうイタリアにも1ユーロショップというのがありました。
100円グッズ人気は世界に広まっているんですね。

現在は光文社のビーズファッション誌の締め切り地獄なのですが…素敵なワイヤジュエリーが提案できるように頑張りま〜す!

光文社

2007.3.18

4月下旬発売予定の光文社の新しいムックの撮影。
光文社の巨大スタジオにてチーム?が集結。
半年に一度の恒例となりつつあるこの撮影。
なんだか和気あいあいとした同窓会のよう。
しかしそこはプロフェッショナルクリエイティブ集団のお仕事。
とっても素敵なページになりそうです♪
撮影終了後はシャンパンとDELREYのチョコで乾杯。
発狂寸前引き篭り作業の苦労が吹っ飛ぶ瞬間です。

多摩美

2007.3.19

多摩美術大学生涯学習の募集が始まりました。
講座内容は以下の通りです。
第1回  講義/アンティーク調のミニバスケットと箸置き
第2回  バイキングニッティングによる天然石のチョーカー
開講日 2007年7月5日(木)6日(金)全2回
時間  13時〜16時
場所  多摩美術大学上野毛キャンパス

詳しくは多摩美術大学のHP
http://www.tamabi.ac.jp/life/default.htm
お問い合わせは
電話:03-3702-9868(10時〜17時、日・祝除く)

久々の東京での講座。
ご一緒できるのを楽しみにしております。
よろしくお願いいたします。

Julian

2007.3.24

どうしても古代金パーツが必要になり、長久手のジュリアンへ
http://www.e-julian.co.jp/
松坂屋催事課主任の安達さん親子とご一緒した。
「おしゃれ工房フェスティバル」で安達さんにはとってもとってもお世話になった。
見た目はかわいい女の子、しかし喋ると武士のように礼儀正しく面白くって男気溢れる安達さん。
巨匠の先生方にまじって初めて参加させていただいたフェスティバル。
「私がここにいていいのかな〜?」とかなり緊張でガクガク。
そんな私にいつも声を掛けて和ませてくれた安達さん。
大好きだ安達さん。彼女が男だったら絶対に恋に落ちてた。
美人で楽しい安達ママは会期中に会場を離れられず食事がとれない私やスタッフに差し入れを持ってきてくれたりと…とっても素敵な仲良し親子。憧れる。
ジュリアンの後はninoninoで楽しく美味しいランチ。
太陽のように明るい安達さん親子と締め切り地獄の中でのホッとしたひととき。
新しいムックでジュリアンパーツがポイントの作品が表紙を飾る予定です♪

お茶漬け鰻

2007.3.26

昨年の「おしゃれ工房」で大変お世話になったディレクターの太中さんから京都の創業明治16年という老舗御菓子司中村軒の「お茶漬けうなぎ」を頂いた。
酒飲みであまり甘いモノを食べない私へのお心遣い。
竹の皮に包まれていて見るからに美味しそう。
感激。
見た目は守ってあげたくなるかわいいお嬢さんの太中さん。
穏やかにほのぼのとした現場での指揮。でもしっかり判りやすい番組を制作してくださった太中さんの大ファンになってしまった私。
7月に再びご一緒できる事が決定し、喜びに浸っている。
嬉しい気持ちと最近主婦業をさぼっていた懺悔の気持ちを込めて夕食の支度。
夫の好物の山菜の天麩羅を山盛り揚げて、赤だしのおみそ汁と男前ブラック、お茶漬け鰻という我が家にしてはゴージャスな夕飯。
山椒がきいた鰻はこのままお酒のおつまみにも最高。
久々に夫の「美味しい」がきけた。
主婦にとっては夫からのしらじらしい「愛してる」(言われた事ないけど…) より「美味しい」という言葉が天にも昇る気持ちになる魔法のコトバ。
朝の報道番組で熟年離婚回避方法として、夫に自分のお昼ご飯は自分で作らせるいうのが紹介されていたけれど…それよりも日本の男性には妻に対して誉め殺すぐらいの「美味しい」を言える技術を習得することをお勧めしたい。
春夏忙しくなりそうだけど…夫の「美味しい」をきくために主婦業も頑張ろうと思った。

camera! camera! camera!

2007.3.28

昨日は全日空の教室。「クロスターアルバイテンのフラワーチョーカー」。
昼夜の回とも22名という定員オーバーの満員御礼状態。キャンセル待ちの方も大勢いらしたとの事。
本当にありがとうございます。Wire Craft Loverのお仲間が増えて嬉しいです。しかし、お教室の後はいつもドーンと反省する。常に時間内に完成するというタイムリミットのジレンマに苦しむ。モノヅクリは人それぞれの速度があると思う。ましてや初めての方も沢山いらっしゃる教室。でもせっかく皆様が貴重なお時間をさいて参加していただく教室。安直な簡単なものでなく「どうやって作ったの〜」と思われるような素敵なものを…とついつい欲張ってしまう。「ご自宅でゆっくり完成して下さいね。」と言ってもやはりこの勢いで集中して仕上げてしまいたいのが乙女心。
コツコツしたワイヤー作業は時におしゃれなホテルの空間が女工哀史の世界に…。嫁いびりをしている姑の気分になる時も…。あ〜。「どうかワイヤーを嫌いにならないで〜」と帰り道星空に祈る私。そして日々精進と自分に言い聞かせる。昨日のチョーカー、ネック部分をジャラジャラゴージャスにしても可愛いです。ぜひぜひ自由な発想で可愛がってくださいね。
恒例のケーキ写真を撮影しようと思ったら。IXYの液晶が無残な姿に…。朝バタバタと用意してる時に床に落としたのを思いだした。いつもバックに忍ばせてるIXYは私にとって愛煙家の煙草のような存在。悲しい。カメラがない禁断症状に…。先代のIXYかアナログLeicaを復活させるか…。
「カメラの中 3秒間だけ僕らは 突然恋をする そしてすべて変るはず 本当の事何も言わないで別れた レンズほうり投げて そしてすべて終わるはずさ」
20代の時はまっていたFlipper's Guitarの歌詞が今の私には胸に突き刺さる。

SCONCE

2007.3.29

ベニスやフィレンツェのホテルはお約束のように天井には豪華なシャンデリア、そして壁には2個所シンメトリーに鏡の前に電球が付いた壁掛け式の照明器具というインテリアだった。
この照明器具なんていうのだろう?と思ったら大好きなNeiman Marcus 
http://www.neimanmarcus.com/のインテリアのカタログに「SCONCE」と表示されていた。
フィレンツェのアンティークショップで見つけた「SCONCE」。
あまり華美じゃないベネチアンの古ぼけた感じと鏡の形状がダルマ型で何だか縁起が良いなと思って目に留まった。
2個対になっていて、私でも手の出る価格も気に入った。
さっそく値段交渉。しかし、店主のおじさんはイタリア語オンリー、そして私は片言の英語。
身振り手振りのボディーラングエージと筆談でコミュニケーション。
言葉は通じないのだけど人柄の良さが伝わってくるおじさんだった。
そしておじさんはパッキング名人でもあった。
新聞紙とエアパッキンで丁寧に梱包してくれた。
よくみるとかなりいい加減なピンワーク、そして繊細なベネチアンビーズ。
でも無傷で日本に持ち帰ることができたのはおじさんのお陰だ。
電気を配線すれば日本でも使えるよとおじさんは言ってたけれど、電球も日本とは異なるので、壁に掛けてソケットにはロウソクを差し込んだ。
そしてロングネックレスをジャラジャラぶら下げたら良い感じ。
毎日眺めては、優しいおじさんの笑顔を思いだしている。
今日から東京出張。
また素敵な人やモノとの出会いがあると良いな♪

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