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2008年 5月

GARDEN

2008.5.1

ポカポカした陽気の中、新刊のご感想など嬉しいメールをいただいて気持ちもルンルン。
しかし、相変わらずの引き篭もり生活…。
やっとベランダだけには、まめに出るようになりました。
今年は夫が野菜、私が花とガーデニングの役割分担が勝手に決められていて、水やりを怠ると叱られます…トホホ(笑)。
ワイヤークラフトはガーデニングにもお勧め♪アルミワイヤーは水に強く変色しづらく。銅線はナメクジよけに効果大!
6月のNHKの講座はガーデナーの大金さんとのコラボでワイヤーガーデニングのご提案です。
ご一緒できるのを楽しみにしております。

エキサイトのポータルサイト「アトリエ」
http://atelier.woman.excite.co.jp/
にてインタビュー記事を UPしていただいております。
8点のワイヤー作品レシピも公開しております。
ガーデニングにお勧めのバスケットのレシピもございます。
ぜひぜひご覧になってくださいね♪

夫の愛人

2008.5.3

昼ドラ「針金夫人」

3年前、夫がありったけの愛情を注いでいたのは京茄子の「京子」。
朝起きたら「おはよう」と京子に挨拶。
帰ってくると一目散に京子に会いに行く。
日中、私が水やりを忘れると烈火のごとく怒る夫。
台風がやって来た時には、
旅先の夫から京子に避難勧告が発令された。
暴風雨のさなか、家の中にせっせっと運ぶ私。
本妻の私を差し置いてなんてこと!
嫉妬の炎がメラメラと…。
その夏の私の密やかな楽しみは、京子を熱湯や油攻めにして美味しくいただくことでございました。
今年はベランダの片隅に菜園を作った夫。
そして現在、夫の寵愛を一身に受けているのは「キャベ子」。
さあ〜どういたぶっていただこうかしら…ホーホホホホホホホ。

お馬鹿さんでスミマセン…。

天敵

2008.5.6

夫のミニダッシュ村でトマト、アスパラの花が咲いた。
私担当の「花ちゃんず」も頑張っている。
「ベランダでヤギを飼いたい」と言いだした夫…おいおい。
夫の愛人「キャベ子」の天敵はカブだ。
冬に3株植えたのに1株をぺろりと平らげてしまったカブ。
今はカブの魔の手を逃れて高い所に避難している「キャベ子」。
夫に内緒で「キャベ子」をもぎってあげたら大喜びのカブ。
考えてみたら…完全無農薬のキャベ子はカブの健康の為にもすこぶる良いはず。
ありがとうキャベ子。

キャベ子

2008.5.7

夫が自らキャベ子を収穫。
京子と違って次々実ったりしないキャベ子。
去り際、潔い。
カブの夕飯は山盛りキャベ子。
人間はキャベ子のおみそ汁とキャベ子のサラダ、そして夫が野菜作りと同じぐらいはまっている炭起こし、備長炭の焼き肉。
ガス、電気を使わないエコな夕飯。
キャベツで始まりキャベツで終わったGW。
エコライフというより日本昔話のじっさま、ばっさまな生活。
そろそろカブの「ここ掘れワンワン」な恩返しを期待。

Wire Life

2008.5.9

すっかり「野菜生活」な日記と化していたので…気分転換な画像をUP。新刊「Wire Mode」はゴールデンウイークを挟み、流通の関係でなかなかAmazonや書店に並んでいないので大変なご迷惑をお掛けいたしております。このたび、貴和製作所全店、パーツクラブ全店で販売していただけることになりました。貴和さんでは既に陳列済みだそうです。ぜひビーズショッピングのついでにでもパラパラとご覧になって頂けたら嬉しいです♪
今回の本でご提案した12点はかなり気合いが入った作品なのですが…夏開講の「モードジュエリーメイキング講座」では「気合いだ!作品」の他にも手軽にワイヤージュエリーが楽しめ、セット使いもできる「プティキット」をご提案したいな〜と思い、現在開発中です。
Wire Loverな皆様とモノヅクリの濃密な時間を共有できる日々を今からワクワクと楽しみにしながらの針金まみれ…いえいえWire Lifeな毎日です。
今日、読み終わった田丸公美子さんの「イタリア的恋愛のススメ」という本の中にジーンときた素敵な一節が…「そういえば、子供が物作りの現場を見なくなって久しい。…昔は子供の服も母親の手作りだった。生地探しから始まり、採寸してもらい、好きなスタイルを本から選ぶと型紙を引く。後は、母が踏むミシンの側でたわいないおしゃべりをしつつできあがりを楽しみに待っていた。電化製品がなく、母親たちも忙しかったはずなのに、すべてがゆっくり動いていた。手を使い体を動かし行なう物作りは、使う人に対する愛情表現の一種だ…。」
「愛ある物作り」をご提案できるように日々精進したいと思います。

生き甲斐

2008.5.15

子供のころから我がまま自分勝手に生きてきた気がします。しかし、ここ数年、身内の死に直面した時、人生でいちばんいろいろな事が勉強になりました。
5年前父が食道がんに…一度は国立がんセンターで放射線治療を受けて完治したのですが、2ヶ月後に再発し、あらゆる大学や治験の問い合わせをしても、ワラをも掴む気持ちで父を車に乗せて遠く栃木のがんセンターで診ていただいても治療の手立てはなく、余命3ヶ月の宣告を受け、ホスピスでの最期を選択することにしました。
その時期、兄はイギリスに赴任していて、父も母も私にすっかり選択を任していて、父の命を預かっているようなプレッシャーで押しつぶされそうでした。
ネットで調べ、小金井の聖ヨハネホスピスのコーディネーターさんに会いに1人ホスピスを訪ねました。コーディネーターの方は信仰心の厚い温かい神父様のような方で思わず今までの経緯をお話し「いったいガン治療に正しい選択というのはあるのでしょうか?」とお尋ねしたところ「今あなたがお父様の為にここにいらしたということが正しい選択なのです」とおっしゃって下さいました。
その瞬間ふわっと肩の力が抜け、涙がボロボロと落ちました。お話を終えて外に出ると雪が降っていて、ホスピスの玄関前のマリア様の像に雪が舞い落ちる光景がとても美しく清らかで「神様はきっと見守って下さっている」とその時何故だか思ったのです。
その時点で聖ヨハネホスピスはベットの空きが無く、予約も3ヶ月待ちだったのですが、伺った3日後ぐらいに「ベットが空きました」と奇跡のようなお電話を頂いて父と小金井で約1ヶ月半過ごしました。
つづく…

生き甲斐

2008.5.16

父はもう治療の手段がないこと、本人も覚悟はしていても、いざ死の恐怖と日々闘う現実に最初は自暴自棄にはなったのですが、しばらくすると落ち着いて、ある日ドクターに「残り僅かな人生かもしれないけれど、何か生き甲斐が欲しいのです」と自分の葬儀のプランを語りだしました。
プロテスタントの家庭で育ち、伯父は牧師なのですが、本人は無神論者を貫きたいから音楽葬で見送って欲しいと…。病室に葬儀屋さんを招いて最期の力を振り絞って打ち合わせをし、着る服も遺影も自分で確認し小金井で永眠しました。
「骨はママとナオミで持っていてくれ、いずれ海にでも散骨して欲しい」と言い残して…。今も分骨してもらった父の遺骨を家に置いてます。父に見守られている感じがして安らぎます。
聖ヨハネホスピスは暖炉があったり、山小屋風の病室だったり、バーもあって患者さんも介護する家族も利用できました。
また患者さんと家族のためのボランティアの方によるステンシルなどのクラフトや手芸の講座もありました。私も参加してみたのですが、モノヅクリをしている時は父の死を何もできずにただ待つという辛い現実から一時解放されました。
モノヅクリの力はすごいなと思いました。
いつか私もワイヤークラフトセラピーのような事ができたらなと思ってます。
つづく

生き甲斐

2008.5.17

昨年、息を引き取る一ヶ月ぐらい前に義父が夜中に突然起きて「ナオミさん、わしは極楽に行けるかね?」と禅問答のような問い掛けを…
義父は元住職で現役の曹洞宗のお坊樣。
ただただ安心して欲しい一心で「また元気になられたら毎日お経をあげられたらどうですか?絶対にお父さんなら極楽に行けますよ。」と答えると、すっと再び眠りにつきました。
義父の唱えるお経が大好きなので、また義父のお経がききたいと思ったのです。
8年前に義父の次男である義兄が心筋梗塞で他界しました。その時の義父のお経が忘れられません。けっして涙を流してお経をあげてるわけではなく、凛とした兄への思いがこもった美しいお経でした。お経で感動し、涙がこぼれたのは私は生まれて初めてでした。
宗派や宗教に関係なく、人を敬い先祖や家族への供養の気持ちは人間としてとっても大切な事と今は思ってます。
父や義父と濃密な時間を過ごして、2人は私の思い出の中で永遠に生き続けています。
そして、どんな時でも人には何か「生き甲斐」が必要だとも思いました。
「ワイヤークラフト」という生き甲斐がある自分はとっても幸せなんだと…。
残された者の使命は毎日を大切に生きること…と自分に言い聞かせて。

暗い日記でスミマセン、ちょっと書き残して置きたかったので…。

ビーズ・ビーVol.19

2008.5.18

自分を鼓舞する為に書いた日記に心温まる素敵なメールを頂いて涙。ワイヤーでの物作りを続けてきて本当に良かった。素敵な方々とのWired(繋がった)に感謝♪

ビーズ・ビーが発売になりました。
今回アーティストインタビューで特集していただいております。ファッションとのコーディネートについて、コスチュームジュエリーとは…と熱く語っているのですが…その本人はまゆ毛ボサボサで髪の毛はねてます。
日ごろの心がけが悪いので…ぎりぎりまで掃除したり、作品のスタイリングについてあ〜だこうだ考えたりで、自分に構う時間の余裕がなかったお馬鹿さんですぅ。
ぜひぜひ寝癖をチェックしてみてくださいね(笑)。
暴れん坊カブも登場しています。
カブはマイペースに自分で見繕いしていたので、なかなか可愛いんですぅ。

幻のシェル

2008.5.26

明日は全日空ホテルの教室です。
多くの方々がお申し込みしてくださっているとのこと。
皆様の貴重なお時間を誠にありがとうございます。
ご一緒できるのをとっても楽しみにしております♪
香港で見つけてきた個性的なぽってりとしたシェルに淡水パール、ラブラドライト、スモーキークオーツの天然石を合わせたネックレスです。
ねじり、渦巻き、メガネ留めのワイヤーテクニックで制作します。
エスニックなチュニックやワンピからTシャツにジーンズなどのシンプルなスタイルまでコーディネートしやすいジュエリーだと思います。
ワイヤーが多めに入ったキットになりますのでカスタマイズもご自宅で楽しんでいただける作品です。
このシェルは大阪のNHKと全日空の教室の60個を倉庫の奥も探してもらってどうにか香港でかき集めました。
在庫限りです。
「幻のシェル」になると思います…(笑)。

作る楽しみ、着ける喜び

2008.5.28

昨日は猛暑のような名古屋。
そんなうだるような熱さの中、全日空ホテルの教室へのご参加誠にありがとうございました。
お昼の回が早期に満席になってしまっていたようです。
ご迷惑をお掛けいたしまして申し訳ございません。
次回は8/19(火)「ビーディングのブレスレット」を予定いたしております。
またご一緒できるのをとっても楽しみにしております。
昨日は以前の教室での作品を素敵にコーディネートされた方が多く、
「ハンドメイドジュエリーは身に着けて頂いて命が宿るのだな〜」と感慨深く拝見いたしました。
これからも「作る楽しみ、着ける喜び」をテーマに日々精進していきたいと思っております。
さて、最近物忘れが激しいノンキーズ3人組(笑)昨日のスタイリングは…「カーテン生地で作った?」ぐらいのインパクト柄ワンピの私はビーディングネックレスと重ね付けです。
ファッショニスタの千晴さんはクロッシェのワンピとゴールドチェーンのロングネックレスとの爽やかコーディネート。
そして花柄シャツがお似合いなイケメン大金さんにも無理やり着けていただいてパチリ(笑)。
来週の大阪NHKは大金さんとのコラボです♪

Angel's voice

2008.5.30

ビーズ研究家の水野久美子先生とお会いしました。
外見だけでなく、お声がとにかく美しいのです♪
天女のような神々しさを感じる透き通ったお声にうっとり。
お話もウイットに富んでいて、ずっとずっとその心地よい先生のお声の楽しいお話を拝聴していたいと思ったほど。
ビーズに対しての愛情いっぱいの先生は「ビーズステッチダンス」も開発されたとの事。豊富な知識、卓越した技術のみならず、楽しい講座を心がけていらっしゃる水野先生に憧れる。まずは今日から発声練習だ!

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