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2006年 10月

自己満足な世界

2006.10.1

コンビレーションアルバム作りが趣味。
今まで4枚をリリースしてきた(笑)。
手作りジャケットを眺め1人ニヤニヤし、自分で聴いて楽しむ超自己満足な世界。
1作目は「THE MOTORCYCLE DIARIES」を観た直後に制作したのでジャケットはチェ・ゲバラ。
この笑顔最高!でも私は赤ではありません。
「Get Happy」は学生の時に聴いてたDanny Wilsonの元気がでる曲。バカラックから原田知世まで入ってます。
2作目は60年代のNIRVANA というバンドの「Love Suite」いう曲から始まるのでスイートなジャケットをと若き日のSylvie Vartan。
3作目は大好きな「Minor Swing」を演奏するStephaneGrappelliとDjango Reinhardt。
4作目はネスカフェのイメージでRoberta Flackの「Killing Me Softly With His Song」も入ってます。

かわいい女の子を助手席に乗せて自分のセレクトした音楽を無理やり聴かせて海までドライブしたいな〜♪

HOTEL

2006.10.2

ホテルフリークにはたまらない1曲です。
ノスタルジックな詩にJAZZYな曲。
甘く危険な香りいっぱい(笑)。
ホテルに泊る時の高揚感がフラッシュバックしてきます。
日本人の女の子がロンドンで結成したユニット。
iTumes music store から限定リリース。

 
    ♪今日もホテルは 誰かの人生の縮図 
     描くサテンのドレス 君を待ちわびてる〜♪

たこやき名人

2006.10.3

「夫はたこ焼き名人だ」というより、たこ焼きが趣味?いやたこ焼きにうるさい。
たこ焼き器も3代目。穴の大きさや穴と穴の間隔、火力の強さに拘りがあるらしい。3代目の像さん印はまーまー満足しているみたいだ。次に狙っているのはどうも業務用らしい。
しかし彼が趣味なのは焼くことオンリー。
下ごしらえは私の仕事。
でも夫を満足させるためには妥協はできない。
昆布とカツオでしっかりとって冷ましておいたお出汁で粉をとく。
タコは福島産ヤナギダコ。
生でも頂けるモノをセレクト。
ネギ、キャベツを刻み準備万端。
ここからが夫の妙技だ。
美しい球体に仕上げるのは案外コツコツとした地道な作業。
せっかちな私にはできない。
夫の拘りは油を使わないこと。
油を使えば滑りが良く作業が楽になるけれど、たこ焼き自体が油っぽくなるのが嫌だそうだ。
今日もなかなかの仕上がり。
ちょっと惚れ直した。
ソース、マヨネーズも良いけれど、私達のブームはとろろ芋を掛けて、花がつお、青のりと出汁醤油で頂く。
そして「銀ダコに勝ったね。」とお互いを讚えあう。

大阪食い倒れ

2006.10.7

大阪NHK文化センターでのコラボ講座も無事に終了。
キャンセル待ちの方もいらっしゃるとの事。
大阪の皆様ありがとうございました。
ご一緒できて嬉しかったです。
ワイヤー仲間が増えて感激です♪
全3回のこの講座、「やっと会えたね」と思ったら次回は来年の2月、「良いお年を」状態…。
ちょっと七夕の織姫、彦星のような教室ですが…来年の再会が今からとっても楽しみです。

文化センターのある第4ビルの地下でお昼に頂いた「温泉卵マグロ丼」。カウンターのみのおしゃれとはほど遠いお店。期待しないで入ったら、結構美味しかった。温泉卵とマグロの意外なハーモニー。
コシのある讃岐うどんが付いて630円は大満足。
夜は前回1000円ランチに感動した難波の『Chez Luc』http://www.chez-luc.com/「 無添加 ・ 無農薬 ・ 自然な食材 」 にこだわった丁寧に作られた一皿一皿に感動。オーナーシェフのさりげないサービス、そして良心的なお値段。すっかり惚れ込んでしまいました。
大阪ってやっぱり楽しくて美味しい街です。

Favorite thing

2006.10.8

イタリアンビーズ、オニキス、カレン族シルバー、網玉、ビーディングリング、バイキングニッティング…
現在お気に入りのパーツと手法で仕上げたロングネックレス。
最近はこんなモダンな雰囲気のアクセがマイブーム。
カジュアルにもドレッシーな服にも合う。
リアルジュエリーと重ねても良い感じ。

子供のころからかなりの「おしゃれ馬鹿」だと思う。
幼稚園につぎはぎルックで行っていじめられた。
それでも懲りずに小学校に超ロングのマキシスカートで行ってジャングルジムから落下し、脳しんとうを起こした。
筋金入りのおしゃれ馬鹿?
ただ単にモノヅクリのハウツーを紹介するだけでなく作った作品をどう使うか、どう洋服にスタイリングするまで提案できたらな〜とずっと思っていました。

6日に発売になった「ビーズ・ニュース12」では私の夢が叶いました♪
8点の作品のハウツーと私物コーディネートを公開しております。
P30〜37です。
特にお気に入りはコーラルのロングネックレスとDIANE von FURSTENBERGのワンピース、SEOのバック、ウェッジソールのブーツのコーディネート。
ぜひご覧になって頂いてご意見ご感想うかがえたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

痴人の愛

2006.10.9

昨日は夫の52歳の誕生日。
結婚して12年。
出会った頃は…「君の名前は谷崎潤一郎の痴人の愛のナオミだね。」なんて洒落たセリフを言っていた夫とも愛だの恋だのの甘い生活からは時空を越えて、今は家族の絆で結ばれてるという感じだ。
実の親より「お父さん」な夫。
もともとせっかちで短気な家系に育った。「短気は損気」と判っていても父も兄もかなりの短気者。
そんな父にさえ「なんでお前はそんなにエキセントリックなんだ!」「人の話を聴きなさい!」といつも叱られていた。

結婚当初「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」の家康タイプの穏やかな夫は信長タイプの私が猪突猛進状態になるといつも「汝等は何を笑ふと隠居の屁だよ。」と謎の川柳で私を「どーどー」と調教してた。
最近は夫の教育の成果とコツコツとしたワイヤー作業に鍛えられ、ほんの少し穏やかな性格になった気がする。
250ccのバイクでトラックに激突した爆弾娘だった私をいつも助けてくれた弁護士の従兄弟が夫に「ナオミを更生してくれてありがとう」と涙を流しながら本気で言ってた。

この先、天変地異でも起こらない限りは日々何気ない事を楽しんで、慈しんでいくんだろうな〜。
少しずつ改心し、いつか夫孝行ができるように頑張りたい。

洋書フリーク

2006.10.15

アメリカはワイヤーワークがとても盛んです。
本も沢山出版されています。
私の集めたワイヤー本が約50冊です。
アクセサリーから雑貨まで、びっくりしてしまうぐらい大ざっぱのモノから職人芸のモノ、そしてアンティークのワイヤーワークまで多種多様。
いつか自宅でサロン形式の教室をやりたいな〜と思っています。その時までにワイヤー本の蔵書を増やしてちょっとした私設図書館もオープンしたいという野望も…。
海外では必ず本屋さんをチェック。ビーズ、インテリア雑誌、ワイヤー本などを購入します。結構重たい思いをして運んだ洋書がAmazonの方が安かったりする今日この頃です。
良い世の中になりました。
美大生の頃は洋書の画集を買うためにバイトしました。
当時$25の本が日本で1万円ちかくしたのです。
最近はハードカバーの立派な洋書でも2千円〜3千円代で購入できるのに驚かされます。
ワイヤー本の他に、インテリア、コスチュームジュエリー、ウェディング、尊敬するスージークーパー、ルーシーリー、マーサの本なども集めています。
それにしても採算を度外視したゴージャスな作りの洋書にも驚かされます。
ある編集者の方のお話では欧米では本にステータスを感じる人も多いらしく、貴族が出版社を持っていたりするのでこのような本の制作が可能だとおっしゃってました。
またアメリカでは本はその人の趣味趣向や知性を表現するインテリアとしても用いられてます。
その人にあった本をコーディネートするスタイリストも存在するとか。
中にはインテリアとして中身のない本を並べていたり…(笑)。
ネット社会、出版不況と言われていますが…やはり本が大好き。
ページをめくる時のワクワクドキドキ感はネットでは絶対に味わえない。
CDさえも消滅しそうな現在、本の存在だけは絶対になくなって欲しくないですね。

アニマリータ

2006.10.16

ビーズニュースに掲載していただいたロングネックレス。
大人なクールな女をイメージして制作しました。
水牛ビーズ、ボーンビーズは軽量でナチュラルな味わいのある風合いがとっても気に入っています。
異素材ミックスで使ったアクリルチェーンパーツは撮影中にすっかり「イカリング」の愛称で呼ばれるはめに…。
クールな女のアクセサリーのイメージは、もろくも崩れ去りました(笑)。
誌面では紹介できなかったのですが、ゼブラのバックを合わせたコーディネートを提案しました。
ゼブラ、豹柄、ファー、レザーは大好物。
ファーのベストにレザーのスカートというスタイルに夫が「お前はマタギか?これから熊狩り?」と一言。
アニマリータと猟師は紙一重…。

芸術は爆発?

2006.10.18

モノヅクリに集中しだすと他の事があまり考えられなくなる。
制作しながら、片づけて〜とかできないし、もともと掃除、洗濯、アイロンがけはかなり苦手。
モノヅクリが終わった跡は「芸術は爆発だ!」というより…アトリエは爆発している。
作品、針金、電子回路、コード、ハンダ、ビーズ、塗料、木材、工具…が散乱しているアトリエ。
東急ハンズに爆弾が落ちたような地獄絵状態。
整理整頓も苦手だし、ビーズだけでも大変なのに、学生の頃からミックスメディアのインスタレーションを目指してた。結局は素材大好きの何でも屋だ。たちが悪い(笑)。
はたと、アトリエを真剣に片づけなければもう何も作れない事に気付く。
夜中に「お片づけ小人さん」が現れないかな〜と夢見る今日この頃。

行動することが生きることである

2006.10.23

桐島洋子さん、宇野千代さんのような前向きでポジティブな女性に憧れる。
人を羨んだり、悪口を言ったり、非難したりは決してせず、前向きでくよくよしない、竹を割ったようなスカッとした潔いところだ大好きだ。

かなりポジティブ人間なのだけど…たまに落ち込む時は宇野千代さんの「行動することが生きることである」を読む。
特に「困難なことには自分の方から進んで這入っていく、すると道は拓かれる」という章は共感する。
宇野千代さんでも作品が書けなくなる事があるけれど、決して投げ出さず、七転八倒している時に「あっ」と声を上げて叫びたくなるような状態で何を書こうかひらめく事がある。これは悪戦苦闘している人間に対して、神様がご褒美として下さる恩恵ではなく、その人自身が自己の力によって発見するものである。何もしないである日ひょっこり良い作品は書けない……。

皆苦しんで苦しんで生み出しているのだと思うとなんだかすごく勇気が湧いて、元気がでる。

machine

2006.10.24

「そんなデブな状態でTVにでたら家の恥」と実の母に言われた。
褒める教育とは対極を為す母。
言葉で人をショック死させる(笑)。
夫に泣きついたら、通販の墓場で埃をかぶっていた健康グッズをリビングに運んで並べてくれた。
車から工具までマシーンが大好き。
通販の健康グッズ、掃除道具の魔力にめっぽう弱い。
でも購入すると満足し、使いこなした試しがない。
宝くじと同じで、買った時点でもう痩せた気分やお掃除上手になった気になってかなり満足してしまう。
あ〜地球の重力に負けきった体をどうにかしなくては…。
しかし、喋るフラフープは未だに一回もまわせない…。

ホワイトアスパラ

2006.10.25

ヨーロッパでは「食べる象牙」と言われているホワイトアスパラガスを発見。
春でもないし、北海道、ヨーロッパ以外で生と遭遇するのは初めて。
それも紀ノ国屋や成城石井ではなく、ごくごく一般的な名古屋のスーパーでだ。
1人スーパーの野菜売り場で感動に浸る。
タイ産のこのアスパラ、値段も198円とお手ごろ。
見た目はちょっと貧相だけど、3束を購入。
何故だかイメージキャラクターは田崎真也だ。
下半分をピーラーで皮をむき、軽く塩ゆで。
塩コショウ、ガーリックバターでソテーし、バジルをちらした。
お味はなかなか。夫にも好評。
できればホワイトアスパラに合うワインを教えて欲しかったよ田崎真也♪

メイド

2006.10.27

昨年ハワイのARDEN B.で激安だったセーター。
お店で見た時はジーンズとかに合わせたら素敵かなと思ったのだけど…。
着てみるとなんだかメイドのコスプレ。
ずっとタンスの肥やしだったのだけど…ハロウィンだし、家でならイイか〜と着てみた。
なんだか心なしか苦手な掃除も楽しくできた(笑)。
冥土の土産にパチリ。
「ご主人様お帰りなさいませ」と夫に言ってみる。
やはり40歳のメイドはかなりイタイ…。

可愛い子には旅を…

2006.10.28

ダイアンのワンピとターコイズカラーのカーディガンに合わせて、香港仕入れのワイルドなターコイズとバイキングニッティングでシンプルなチョーカーを作った。

今まで、自分の作品を販売した事はほとんどない。
自分で作ったモノに対して異常な愛情を感じてしまい、手元に置いておきたくて過保護にしてた。
親バカですみませ〜ん(笑)。
12月の松坂屋での「おしゃれ工房」フェスティバルでは、「可愛い子には旅をさせよう」と一大決心をいたしました。子離れします!
このようなアクセやNY、香港などで仕入れたパーツ、ワイヤー、道具なども販売いたします。
アクセやパーツはほぼ1点もので数に限りがございますが…ぜひぜひ遊びにいらしてくださいね♪

ビザンティンスタイル

2006.10.30

シェルパーツ、淡水パール、スモーキークオーツをめがね留めで繋げてネックレスとピアスに仕上げた。
めがね留め作業が多いと指先がジンジンしてくるけれど、一度留めてしまうと外れることもなく丈夫だし、ワイヤーを巻き付けた部分がデザインのポイントにもなるので大好き。
「めがね留めって英語でなんていうのだろう?」と洋書を見てみると「WRAPPED BEAD LOOP」とあった。案外普通。

2年前メトロポリタン美術館で金のワイヤーで天然石をめがね留めで繋げたビザンティンの時代の作品を発見し「千年以上前の人類も私と同じ手法でアクセを作ってたなんて!」と感動しました。
「ビザンティンの人々もやはり指先ジンジンしてたのかな〜?」とか「どんな工具を使っていたのだろう?」と太古の歴史にロマンを感じた。
ビザンティンスタイルというジュエリーを提案したいのだけど…未だあまり賛同を得られてない。
ビクトリアンスタイルは認知されてるのにな〜(笑)。

ネックレスとピアスをグレーのシャツにコーディネート。なんだか大人だ。
レザーのパンツに合わせてお出かけしたい。
しかし再び引き篭もり、作業着の毎日。ふ〜。
ちょっぴりグレーな気分。

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